悲しき天使

ケルト系ということで何人か挙げてきましたが、ケルト人は紀元前に中央アジアからヨーロッパに移住した民族で、一時期はヨーロッパのほぼ全域に広がっていたといいます。その後ゲルマン民族に圧迫され、イギリス周辺に押しやられたようです。ケルト人の後裔が今でも住んでいる地域は、アイルランド、スコットランド(イギリス北部)、ウェールズ(イギリス西部)マン島(イギリス中部の島)コーンウォール(イギリス最西部)、ブルターニュ(フランス西部)などです。ここでは今でもケルト系の言語や習慣が残っているそうです。

この前ちょっとふれたメリー・ホプキンはウェールズ出身ですので、この人もケルト系といえます。メリー・ホプキンは、ウェールズ語が母語のフォーク歌手ですから、もともとケルト系の民謡などを歌っていたのでしょう。

『悲しき天使』はビートルズのポール・マッカートニーがプロデュースしたことで有名です。ビートルズはロックの金字塔を建てたグループなので、意外に思えます。この不思議な組み合わせが功を奏したのかも知れません。

この『悲しき天使』を高校時代に初めて聴いたとき、どこかで聴いたことがあるような気がしました。「Once upon a time there was a tavern」という歌詞も、よく意味がわからないながらも昔を思い出して懐かしがっているような雰囲気がありますし、メリー・ホプキンのもの憂げな歌い方も、古風な感じです。バラライカのようなイントロ、合いの手に入るクラリネットかアコーディオンかわからない楽器の悲しい音、バイオリンの響き、バックコーラス、これが軽いリズムに乗っていっそう懐かしさを感じさせています。

https://www.youtube.com/watch?v=6e_5SaFui4M

ところが、最近になって知りましたが、この曲、実はロシア民謡がもとだそうです。なるほど、どことなく暗い、もの悲しい雰囲気はロシア民謡の『灯』や『カチューシャ』と通ずるものがあります。合点がいきました。曲名は『長い道』だそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=qizPLgwfzJA

昔をなつかしく語れるようになった現在、若き日を思い出して、胸がきゅっと締まるような思いをもちながら聴いています。

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