ロンリー・ハート

昭和58年(1983年)プログレシブ・ロックのイエスの曲です。イエスというグループは、昭和44年(1969年)に結成されたグループで、プログレシブ・ロックの代表的なグループです。わたしは早くから名前は聞いていましたが、今ひとつ前衛的すぎるというか、マニアックすぎるという印象があり、彼らの曲をじっくり聞く機会はありませんでした。通の人だけがそのよさ知るといった感じでした。

そのイエスがたびたびのメンバーの入れ替わりもあって方向性を変えたのかもしれません。わかりやすいポップな作りで成功したのがこの『ロンリー・ハート』です。結成14年にしてやっと一般受けする曲作りに転換したのかなという感じでした。

はじめの歪みをきかせた音、いきなりギュルギュルと回転するような機械的な音、ラテンのようなドラムスのリズムなどの相性がぴったりで、たいへん親しみやすいものでした。乗りのいい曲に仕上がっています。わたし好みの曲になりました。

おまけにプロモーション・ビデオがたいへんすばらしいものでした。意味は不明ですが、人間がいろいろな生き物、それもだいたい気持ちの悪いヘビとかサソリとかに変身するのです。それが主人公らしい人物の頭に突然浮かんでくる狂気を表しているようです。カフカの『変身』を連想させるもので、どこか「不条理」の世界を表現しているのかと思いました。

『owner of a lonely heart』は「孤独な心の持ち主」という意味だと思いますが、この手の歌詞の意味はむずかしいので、あまり考えこまずに曲名の「孤独な心」だけ頭に入れて、曲のおもしろさにひたりたいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=ELpmmeT69cE

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