ラ・パロマ

この曲は、スペインの作曲家イラディエルがキューバを旅した思い出として1860年ごろに作曲した「ハバネラ」というキューバの民族舞曲だそうです。日本はこのころ江戸時代の末期=幕末でごたごたしており、ちょうど1860年は桜田門外の変で井伊直弼が暗殺された年です。そんな古い曲だと知ると不思議な感覚になりますね。

「ハバネラ」というとわたしはビゼーの『カルメン』の『ハバネラ』しか思い出さないほど、スペインと強く結びついてしまっていますが、実は「ハバナ風」という意味で、まさにキューバ風といってもよいもののようです。

このハバネラについて調べていたら、ビゼーの『ハバネラ』自体がイラディエルの作曲したものを借用しているということがわかりました。今なら盗作と騒がれそうですが、ビゼーはスペインの民俗音楽だと思っていたようです。ということは、ビゼーがこの曲を聴いた当時はすでに広く民衆の間に行き渡り、ポピュラーになっていたということでしょう。

「ラ・パロマ」はスペイン語で鳩という意味です。(「ラ」は冠詞のようです。)歌詞は、船乗りがかわいい女の子に愛のことばを鳩に託して送ろうとしているようです。

名曲だけあって、クラシックやポピュラーの歌手など、多くの歌手が歌っていますす。わたしは、ユーチューブ上に載っているものの中ではフリオ・イグレシアスとナナ・ムスクーリが歌っているものが最高だと思っています。

ナナ・ムスクーリはギリシア出身の歌手で、今は年も70代後半で引退してしまっていますが、どんなジャンルの曲もこなしてしまうオールラウンドの歌い手でした。一方、フリオ・イグレシアスはスペインで最も有名な歌手といってよいでしょう。この2人の組み合わせはまさに世紀の競演といったところです。

ここでは、フリオの裏声がナナの声に乗っかかってすばらしくなまめかしく歌っています。ネットにはこの曲をフリオが1人で歌ったものも載っていますが、それよりも情感がこもって格段にいいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=X-TorkK-x6M

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