風に吹かれて

ボブ・ディランが1963年(昭和38年)に発表した曲です。この年は東京オリンピックの1年前で、日本中が明るい未来に向けてつき進んでいたころでしょうか。わたしはまだ小学生でした。しかし、わたしがこの曲を知ったのはもっとあとです。ひょっとしたら聞いたことはあったけれども、当時は興味がなかっただけなのかもしれません。かすかな覚えでは、おそらく中学生のころ友達の家でブラザース・フォーのアルバムを聴いたときに、その中の一曲として入っていたような気がします。

この曲を作って歌ったのはボブ・ディランでしたが、大ヒットになったのはピーター・ポール・アンド・マリー(略してPP&M)が歌ってからということです。わたしの記憶でもボブ・ディランの歌声を聞いたのはずっとあとで、ブラザース・フォーやPP&Mの洗練されたハーモニーに聞き慣れた耳には、素人っぽく荒々しくて、下手な感じがしたことを覚えています。はじめにボブ・ディランを聞いていたら違った受け取り方になっていたかもしれません。

歌詞はいろいろな要素を含んでいて複雑ですが、反戦歌であり、自由について問いかけ、さらに人間あり方について問いかけています。当時のアメリカの世相を反映しているのでしょう。これが当時の若者の心を引きつけたのだと思います。

しかし、わたしはこのころ歌詞の意味を特に考えることはなく、「The answer is blowin’in the wind」(答えは風に吹かれている)というところが、人生の答えを求めてもだれも答えてくれない、青春をさまよう若者の姿にぴったりだと思っていました。まあ、今でも答えは見つかっていないので、そのまま引きずっているとは言えます。

曲自体はメロディにそれほどの特徴があるわけでもなく、ごく平凡だと思っていますが、混沌としたわたしの青春時代の雰囲気を思い起こさせてくれる、とてもなつかしい曲です。

PP&M
https://www.youtube.com/watch?v=Ld6fAO4idaI

ブラザース・フォー
https://www.youtube.com/watch?v=x-FILv0jvt8

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