情熱の花

この曲は昭和34年(1959年)の作品です。ちょうど伊勢湾台風の年で、わたしの家がほぼ全壊したときです。わたしは小学2年生でした。親戚の家にしばらくやっかいになって、とても音楽どころではありませんでした。ラジオもなかったかもしれず、リアルタイムに聞いていたとは思えませんが、少し遅れてからなのか、よく聞いた気がします。

ザ・ピーナッツは双子の姉妹です。息の合った声で歌い、デュオのハーモニーの美しさでは並ぶ者はないと思っています。わたしはどちらかというと『ウナ・セラディ東京』のようなしっとりとした曲が彼女たちにぴったりだと思いますが、この曲のようなテンポのある激しい曲もうまく歌いこなしていて、曲のジャンルの好き嫌いを越えた、まさに万能の歌手でした。

この曲は、ベートーベンの『エリーゼのために』をアレンジしたものとして有名です。もとの曲の有名な部分は、ひたすらかわいらしい曲調ですか、ここではドゥーワップのリズムで軽快かつ情熱的に歌っています。わたしの考えでは、もともと同じ長さだった音を付点音符にしてスイング風に仕立てたのが現代風でよかったのだと思います。

この曲はもともとイタリアの女性歌手、カテリーナ・バレンテが1959年(ザ・ピーナッツ同年)に歌ったものをカバーしたそうです。原題は、『Tout L'Amour (PASSION FLOWER)』、フランス語では「愛のすべて」ですが、副題の英語が「情熱の花」なので、そちらの直訳ということです。ところが、最近知ったのは、この曲はさらに前があって、1957年にアメリカで作られたそうです。くわしいことは次のページがよい解説をしているので見てください。

http://chantefable2.blog.fc2.com/blog-entry-421.html

カテリーナ・バレンテの映像を次に挙げます。

https://www.youtube.com/watch?v=T74HiKVxVDI

次に挙げる映像は、ザ・ピーナッツの解散直前のテレビ出演のようです。語りの声が意外に低く、歌っている声との違いに驚かされます。城達也のナレーションも最後に入って垂涎ものです。

https://www.youtube.com/watch?v=CW9IZPYn1kg

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