吾亦紅

吾亦紅(ワレモコウ)というのはバラ科の野草で、秋になると実と間違えるようなくすんだ赤い花をつけます。2,30年前までは畑の脇などで見かけたものですが、今では平地で見ることは少なくなりました。それでもときどき山裾などで群らがっているのを見かけます。地味ではありますが秋の風情を感じさせる花で、わたしの大好きな花です。

吾亦紅と書いてワレモコウと読ませるのは難読熟語の1つですが、「わたしも赤い」という意味がどうして花の名になったのか不思議ですね。

その吾亦紅を曲名にしたこの曲、以前は暗くメロディに変化の乏しい曲でそれほどおもしろいとは思いませんでした。どうして吾亦紅という曲名になったのかもわかりません。だいたい吾亦紅という曲名になった理由を考えてみることもありませんでした。

あらためてじっくり聞くと、この曲は不義理をしてしまった亡き母親にわびる息子の歌のようです。そう思うと女手ひとつでわたしと妹を育ててきた母の境遇を思い浮かべて涙が出てきます。亡くなる前にもっと親孝行をすればよかった・・・・。

はじめのあたりは声の質と歌い方が吉田拓郎に似ているので以前は吉田拓郎の曲だと思っていました。その一方で、メロディのムードとバイオリンが使われるところなどさだまさしの『精霊流し』にも似ている印象です。ちょうどさだまさしの曲を吉田拓郎が歌った感じでしょうか。そんなわけで、わたしの勝手な分類でフォークソングとしておきます。

そのようなイメージからか、ものすごく古いフォークソングのように思い込んでいましたが、平成19年(2007年)の作でつい十数年前の作品なんですね。作曲したすぎもとまさとはこのとき58歳だそうで、ずいぶんと遅がけの開花だったんですね。
それにしても、どうして吾亦紅という曲名になったんでしょうか。歌詞の中にも吾亦紅は出てきませんし、それらしきものを連想させることばも見つかりません。どなたか知っていたら教えてください。

https://www.youtube.com/watch?v=ezrjjvb4TKY

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