荒野の果てに

『荒野の果てに』などという曲名は知らないぞ、と思う人は多いことでしょう。実は『必殺仕掛人』のテーマ曲です。『必殺仕掛人』は「必殺シリーズ」と呼ばれる、江戸時代を舞台とする殺し屋物のドラマで、昭和47年(1972年)の作品です。悪人に苦しめられた人が恨みを晴らすため、なけなしの金で悪人の抹殺を依頼し、依頼されたグループはそれぞれの得意な方法で悪人を殺すというストーリーでした。

この『必殺仕掛人』の成功により、配役やシチュエーションを変えてシリーズ化され、「必殺シリーズ」と呼ばれるようになります。「必殺シリーズ」といえば、すぐに思い浮かべるのが藤田まこと演ずる中村主水ですが、この最初の作品では中村主水は出ていません。

主役は浪人・西村佐内の林与一、鍼師・藤枝梅安の緒形拳でしたが、わたしが強く印象に残ってるのは鍼師の藤枝梅安です。鍼で急所を刺して殺すという殺人法は今までにないものでした。この斬新さに強いインパクトを感じました。

それにこの音楽です。イントロのジャジャジャーンという音、ビョンビョンと響く音が効果的に入り、急いて走るようなバックのリズムに乗って、いかにも勇ましい感じを出しています。作曲は大御所平尾昌晃です。歌っているのは山下雄三という歌手ですが、この曲以外はあまりヒットしなかったようです。


歌詞の中に「愛一筋」ということばがあるように、愛を失った男が虚しさを覚えながら、「荒野」を行くようすを歌ったもので、これは殺し屋という設定とは大きく外れているように思いますが、この路線がさらに暗闇仕留人のテーマ曲『旅愁』にもつながっていくのだろうと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=j9gUWwioRPo

ところで、この曲は当初歌入りではない『必殺!』という曲だったようです。ここではファンファーレがはじめに入り、いよいよ物語が始まるぞという雰囲気をうまく出しています。ただし、それだけを演奏する映像がみつかりません。ここでは必殺シリーズのテーマを集めた映像を挙げておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=PyyTyb9F5iQ

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